年下の彼の事を考えると今でも悲しくなる。


私は彼に私が出来る限りの事をやったつもりだった。

でも彼は私が欲しがっているモノをくれなかった。

別れてから考えるのは、その事。


彼は私から与えられていても、私に何か返そうとは思ってくれなかったのか?
私が欲しいモノはずっと言い続けていたのに。

それはお金もかからないし、時間だってそれほどかからない。
1日の中のほんの10分程度の時間。

付き合っている期間、私はずっと一貫して欲しがっていた、望だった、お願いだった。

でも彼はそれを私に毎日与えようとはしてくれなかった。

私は私の出来る限りの事で、彼を優先していたのに、彼は私の願いすら私に与えようとしてくれなかった。

なぜなんだろうね?

私はどうして好きな人から大事にしてもらえないんだろう?
私という人間にはその価値がないのだろうか?

別れてからずっとその事が頭から離れない。

最初の頃は彼と別れた事が苦しかった。
でも時間が経って、彼を諦めた時、私の中に残った思いが、これ。

彼は簡単だと思われる私の願いを叶えてあげようと、思ってくれなかった。

私は、その程度の女なんだろうなぁ。
そういう扱いをしてもいいと思われる女なんだろうなぁ。
私が彼にやってあげるのは当たり前の事で、彼は私に何かしら返すとか、そういう事はしなくてもいいと思われる女なんだろうなぁ。

高校生の時に付き合った人のように、今の私の主人のように、彼等にとって私は粗末に扱ってもいい存在なんだろう。

粗末に扱ってもいい女。

なんだそれは?
あほか。

と、ずっとこの思いが胸をしめる。




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